2020年夏、旭岳に行ってきました。

2020年夏、旭岳に行ってきました。

2020年11月7日

2020年7月30日。前日の夜中に出発し、ついに念願の旭岳に行ってきました。

旭岳出発前日

旅の移動はレンタカーを利用しました。レンタカーはいつもホンダレンタリース北海道を利用しているのですが、今回は借りたい車種の予約が埋まってしまっていたため、はじめてで不安でしたがバジェットレンタカーを利用しました。

出発前日にレンタカーを借りて駐車しやすそうなドラックストアで買い出しをし腹ごしらえのため豚丼を食べました。

車に戻りドラックストアで買ったエナジードリンクを飲もうとして缶を空けたらブッシューーーー!!と中身が3分2位あふれ出しズボンがベチョベチョに濡れ、一瞬フリーズ状態に、、、

ズボンで液体を全て吸収したお陰でレンタカーのシートは無事でした。以後、炭酸飲料の缶を空けるときは気をつけます。

家に戻る

一度帰宅し長い旅路になるので一眠りしてから身支度をしました。真夜中に大量の荷物を部屋から車に運ぶ姿はまるで夜逃げのようでした。

荷物の一部

札幌出発当日

夜中の2時過ぎに出発し新川ICの近くのローソンでおにぎりと飲み物を買いました。

今回はETCカードをお借りしたので、札幌から旭川まで高速道路で行きました。不安でしたが走っていた車がほとんどいなかったので一般道より安心して走ることができました。調子にものってしまいました。

岩見沢サービスエリアに寄る

岩見沢SA(サービスエリア)があったので立ち寄りました。出入口がわかりやすくて安心しました。

岩見沢SA入口

岩見沢SAに到着したのが朝方の4時半頃で空気が澄んでいてとても気持ちが良かったです。そして日の出が丁度よく見え感動しました。

日の出(岩見沢SA)

ばんえい競馬のモニュメントやガーデニングなどもあり楽しめました。そしてリニューアルしたばかりなのかトイレがとても清潔で綺麗でした。

ばんえい競馬のモニュメント

砂川サービスエリアにも寄る

5:11 砂川SAに寄りました。砂川SAもお花がとても綺麗でトイレも綺麗でした。

砂川サービスエリア

サービスエリアだけでなく道の駅にも寄りたいと思い深川ICで高速を出て、深川市にある「ライスランドふかがわ」に寄りました。まだ朝の6時だったのでお店は営業していなくトイレのみ利用しました。

ライスランドふかがわ

ライスランドふかがわから広大な山が見えていたので旭岳かと思ったのですが、違いました。旭岳はもう少し離れていました。

ここからはいよいよ旭岳に向かいます。時間は道の駅から2時間程かかりました。ひたすら山の中を走りました。ずっと片側一車線だったのでたまに後ろから車が追いついてくると譲るに譲れず焦りました。

旭岳に向かっています

旭岳に到着

旭岳ビジターセンターにある駐車場は無料なのですがすでにいっぱいのため旭岳ロープウェイの有料の駐車場(1日500円)を利用いたしました。運転に慣れていないので車が左右いないところに駐車しました。車から降りると虫が沢山飛んでいました。

旭岳ロープウェイの駐車場

念願の旭岳ロープウェイについに到着。6:00の始発に乗る予定でしたが9時のロープウェイ出発になりました。もう少し早く出た方が良かったのかなと思いましたが、まず旭岳ロープウェイに着けたことに感激でした。なぜなら函館のときもそうでしたが慣れない車の運転で札幌から旭岳という片道150㎞を無事故で走りきったことに感動しました。

旭岳ロープウェイ山麓駅

いよいよ山麓駅からロープウェイ乗車。

本格的な登山の服装の人から軽装の人まで多種多様でした。

旭岳のマップ。ナキウサギに会えるかな?

ロープウェイから見える一面に広がる景色は神々しくまさにカムイミンタラ=神々の遊ぶ庭と言う言葉がぴったりな風景でした。

ロープウェイからの景色

ロープウェイ到着

姿見駅(山頂駅)に到着しました。天気にも恵まれ、最高のロケーションでした。

姿見駅から見える旭岳

旭岳探索前に虫除けスプレーをカラダに吹きかけ首にタオルを巻き軍手を装着し、準備万端で挑みました。

旭岳頂上登山まで行くコースは2つあって、直線を歩いていくルートと第一展望台から第二、第三、第四展望台や夫婦池などを散策してから旭岳頂上に向かうルートがあります。もちろん景色を楽しめる後者を選びました。

散策コース(旭岳公式サイトから引用)

姿見駅周辺は木道が整備されていて歩きやすいです。体力に自信がない方は木道周辺だけでも十分楽しめると思います。

初めて見る植物も沢山あり紫色の綺麗な花も咲いていました。あとで調べてみたら、ミヤマリンドウと言う植物で高山帯の日当たりのよい湿った草地に生える多年草でした。

ミヤマリンドウ

7月30日の季節は夏でしたが、雪も残っていました。

第一展望台に到着。とても景色が綺麗です。ここまででしたらスニーカーでも散策できます。

第一展望台
第一展望台からの旭岳

第二展望台を経由して、満月沼に到着。名前のとおりまるい沼です。

満月沼

第三展望台を経由して、夫婦池に到着。

大きい方が鏡池で小さい方がすり鉢池で、2つが並んでいるので夫婦池と呼びます。

夫婦池

旭岳はこれまで登った山より沼や池が多いです。

また可憐な花が咲いていたので写真を撮りました。あとで調べてみたら「イワブクロ」というゴマノハグサ科の多年草でした。別名は樽前山によくみられることから「タルマエソウ」と呼ばれています。

イワブクロ[別名:タルマエソウ]

第四展望台に到着。ここまで来ると噴気孔から水蒸気や火山ガスが噴出しているのがより近くで見え硫黄の匂いがしました。

第四展望台

旭岳の中腹には地獄谷と呼ばれる約600年前の爆発で山頂部が崩落してできた地形があり、噴気活動は、旭川市内でも好天時に見ることができます。

ロープウェイ「姿見駅」からゆっくり景色を見ながら歩いて1時間ほどで「姿見の池」に到着しましたが普通に歩けば30分ほどで到着します。

なぜ「姿見の池」かというと、池に旭岳が映しだされ、幻想的な雰囲気に包まれるからなんですね。先に知ってればそういった写真を撮ってました。次回行ったときは水面に映る絶景の旭岳を撮ってきます。

姿見の池

登山開始

そしていよいよ散策コースから本格的な登山コースへとやってきました。それを知らせるように5合目の目印が(ロープウェイで5合目まで登ったのでまだ1合も登っていないことがわかります)

5合目

ここから先は急勾配になりそうなので、水分補給としばしの休息。近くに小屋もありましたが、緊急避難用なので通常の休憩はできないようです。

登山前に少し休息

三角山登山の経験を生かしたかったのですが、三角山とは全然違いました。

大きな岩石と岩石の間を登っていくんですが、斜面が急で砂利がズルズルと滑ってまさにガレ場で怖かったです。何度か転びそうになりました。ガレ場を歩くときは安定した石を選びながら歩くと良いと思います。わからないときは慣れた感じの登山家の後を着いて行くと良いと思います。

そして六合目付近の金庫岩だと思ったら違った岩でとうとう力尽きてしまいました。

金庫岩ではなかった岩

無念、、、。

でもここまで来れたことに満足でした。

また来年旭岳に再チャレンジするという目標もできました。

無念の岩と名付けました

下山開始

金庫岩だと思ったら違って噂のニセ金庫岩だと思ったらそれも違った無名の岩の上で暫し眺望を堪能したのち、下山を開始しました。

下山の方が滑って危ないかと思ったのですが、慣れてきたのかほとんど転ばずに降りれて下山の方が楽でした。

ただ安定した道に行こう行こう段々と道なりから外れていていつのまにか登山コースのロープから大きく外れていました。

気づいて戻ったのですが、みんなの視線を感じました。心の中で「ごめんなさい」と呟きました。

シマリスも何度か横切りましたが、素早くてシャッターチャンスは逃してしまいました。

野鳥は鳴き声は大きく聴こえたのですが、残念ながらちゃんとした姿はお目にかかることはできませんでした。せっかく父の形見の双眼鏡を前もって母からもらっておいたのに残念です。

高山のいきものたち

そしてお目当てのナキウサギには今回遭遇できませんでした。今後は登頂成功とナキウサギ遭遇を掲げて生きていきます。

帰りの姿見駅までのコースは直線を歩いていく方のルートを下って戻りました。

無事姿見駅に戻ってきました。帰りのロープウェイは1番に乗り込み絶好の撮影スポットで動画を撮ることができました。近いうちにYouTubeにのせますので気になるうさブロ読者は事前にチャンネル登録して下さい。

ロープウェイからの景色

本日泊まるホテル「森のゆ ホテル花神楽」にチェックインの時間まで少し余裕がありましたが行きました。

森のゆ ホテル花神楽

13:40 「森のゆ ホテル花神楽」到着。

森のゆ ホテル花神楽

温泉はチェックインの時間まで利用できるとのことだったので、登山で汗もかいたので温泉でリフレッシュしました。露天風呂も入りたかったのですが先に浸かっている方がいたので、ソーシャルディスタンスを考え今回はやめときました。

ホテルロビーの中、木彫りの北の動物達

湯上り後、タニタの体組成計があったので、体重や身長などを計測しました。家に体重計がないので旅行の時に毎回計るのを楽しみにしてます。

15時になりチェックインをし、やっとお部屋に入れました。

部屋からの景色

部屋はとても綺麗で、何より景色が抜群でした。

17時になり、いよいよ待ちかねた夕食の時間になりました。

夕食

夕食のメニューはざっとこんな感じです。

献立表

どの料理も最高でした。料理長ありがとうございます。

鶏肉の重ね焼き、北海道産大豆のソース、北海道産牛肉の包み蒸し

思えば、今回の旅行でやっとちゃんと食べれるのでより美味しくいただきました。

デザート(北海道産ジャガイモを使ったオリジナルスイーツと2種のジェラート)

食事のあとお部屋に戻りコーヒーを飲みました。なんとインスタントではなくミルで豆を自分で挽いて入れるタイプでした。楽しく美味しく飲むことができました。

今日は一日疲れたので、早目に寝ました。

長編になったので続きは後日掲載いたしますので楽しみにしていてください。